競り合ってさらに進化する松坂牛。

松坂牛が世界を代表するブランド和牛になるまでには、かなりの努力と時間が必要だったと思いますが、それを物語るようなPR記事がネット上にありましたのでご紹介しておきましょう。

松坂牛はいまから遡ること約80年、1935年に東京で開催された『全国肉用牛畜産博覧会』で名誉賞を受賞したといいます。

このことがきっかけとなって松坂牛は全国的に名前が知られることとなり、65年前の1949年に『松坂牛共進会』がスタートしました。

博覧会における名誉賞受賞から15年の月日が流れていました。

松坂牛共進会とは、松坂牛が現在のようなブランド牛肉として世界に名を馳せるようになるまでのあいだ、地元農家に脈々と受け継がれてきた伝統の飼育技術や飼育方法など、家族同様に育てられたその結晶ともいうべき牛の品質を競り合うイベントです。

この松坂牛共進会のイベントは2006年の時点ですでに49回目を数えていましたから、毎年開催されるイベントなら、2014年で57回目ということになります。

伝統の飼育技術、飼育方法、飼料の研究など、地元農家が腕に磨きを掛けて育て上げた松坂牛は、肉質から容姿にいたるまで、他の牛とは異なるものとして多くの専門家から評価されてきたのです。

この大会で優劣が競われ、高値がついた牛ということは、農家が手間暇を惜しまずにすべての技を注ぎ込んできた松坂牛の中でも、もっとも優秀な肉質をもつ最高級の松坂牛ということになるのです。

地元農家の方々や関係者の努力が長い年月を経て実っていく姿を、私たち消費者はあまり知る機会がありませんが、松坂牛の普及促進にいまでも多くの努力が払われていることは、日本の食文化が世界で称賛されるいま、日本が改めて誇るべきことの1つではないでしょうか。